digicare

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まずは「試してみる」の姿勢で導入。
薬局経営の“現在地”を確認して状況の変化に対応する

法人名
株式会社アルファ薬局
(店舗名:アルファ薬局)
都道府県
埼玉県
運営店舗数
1店舗

お話をうかがった方

管理薬剤師
郷谷真嗣
課題
  • 現状把握にタイムラグがある
  • 状況変化の把握に時間がかかり即時の対策が打てない
  • 分析に十分な時間を割けない
決め手
  • 「今」の状況をすぐに確認できる
  • 集計の手間を削減できる
  • すぐに分析に取り掛かれる
効果
  • 集計時間の短縮
  • 変化を確認するタイミングが増えた
  • 加算の算定要件の状況を随時把握

初期費用もなく導入しやすかった

 アルファ薬局三郷店は、地域の方々に「満足して帰っていただきたい」との思いで運営しています。調剤した薬をお渡しするだけではなくて、少しでも健康に関わる情報を聞くことができてよかった、と思っていただきたいですし、医薬品の供給が不安定な中でも、できる限り医薬品をご準備して、後日になったとしてもお届けできるようにしたいと思っています。「アルファ薬局さんなら、丁寧に話を聞いてもらえる」、そんなふうに地域の方に思っていただきたい、薬剤師一人ひとりがそんな心がけをもって対応してきたこともあり、おかげさまで外来・在宅ともに順調に患者さまを増やしてきました。

 そんな中で、LINEを使ったネット予約やオンライン服薬指導など、新しいことも取り入れています。興味を持ったものや業務を効率化できるもの、患者さまの役に立つものはまずは試してみよう、というのが現場の基本的な考え方なので、それを経営側も理解してくれています。digicareアナリティクスも、現場主導で導入したツールの1つでした。

 digicareアナリティクスは無料プランがありますし、初期費用もかかりません。非常に始めやすいサービスであったことが導入につながりました。あまりよい表現ではないかもしれませんが、解約金などもないので“いつでもやめられる”気軽さも、導入しやすさにつながっていると思います。経営に導入を相談する際も、「使ってみて有用性を感じなければいつでもやめられます」というのは、意外に説得材料になるのではないでしょうか。

薬局経営の“現在地”が分かる

 digicareアナリティクスを初めて知ったのは、展示会でのデジケア出展ブースだったと思います。一瞬で処方箋枚数推移などが表示される機能にとても興味を持ちました。

 処方箋枚数などはレセコン画面でも確認できるのですが、データとして出力することができません。それまではレセコン画面から枚数や単価をメモして日計表などを作成しており、かなり手間のかかる作業になっていました。前年比などを分析する際には、レセコン上で表示期間を変更して、各月の処方箋枚数などを逐一メモして計算していました。薬局の経営状況を把握するための作業なのですが、集計作業に少なくとも1~2時間はかかってしまいます。どうしても日常業務に追われて推移をこまめに確認することができず、結果として数値把握が後回しになってしまい、経営状況の把握までにタイムラグが生じてしまっていました。

 しかし、digicareアナリティクスを導入してからは、処方箋応需状況をリアルタイムで把握できるだけでなく、時系列の推移や昨年対比などもグラフで瞬時に表示されるため、データが気になった時にすぐに確認できるようになりました。いま、薬局の経営はどのような状況になっているのか、“現在地”を把握することができるツールだと思います。

 digicareアナリティクス導入前は、代表取締役との定例会議があるごとに資料をつくり、その際にデータを把握するというタイミングになっていました。しかし、digicaraアナリティクスを導入してからは、会議前でなくても途中経過でデータを確認するようになりました。例えば、後発医薬品調剤率などが下がっていることが月途中で分かれば、その情報を現場メンバーに共有することで、全員が同じ意識をもって調剤にあたることができます。後発医薬品調剤体制加算の区分が変更になってしまうことは、経営への影響がとても大きいので見逃せない点です。もちろん、対策が打てるものもそうでないものもありますが、少なくとも後発品の調剤率が下がっているという状況がキャッチアップできれば、その要因はなぜなのかを分析することができますし、要因が分かれば対策を検討することもできます。

ブラウザでレセコンデータを見られるのは画期的

 使ってみてとても利点だと感じることは、店舗にいなくても、どのパソコンからでもブラウザ上で数値変化を把握することができることですね。導入前はレセコンデータを見るには店舗に行く必要があったことを考えると画期的だと思います。レセコンメーカーを選ばず導入できるという点も良いですね。

 現状、digicareアナリティクスを見ているのは、管理薬剤師である私のほかに、薬局長と、営業を含む事務まわりを統括している事務長の3人です。営業を担っている事務長は、ここ最近処方箋を応需するようになった医療機関を「流入元分析」でチェックしているようです。新規の患者さま獲得に繋がっている医療機関さんがあれば、直接ご挨拶に伺って継続的な関係をつくっていくという取り組みに活用していると聞いています。

 現場スタッフには、digicareアナリティクスで確認した数値データを適宜共有しています。スタッフ全員に薬局の現在の状況と分析結果をかみ砕いて説明することで、全員が同じ方向を向いて業務にあたるようにしたいと考えています。

地域支援体制加算の各種要件の状況も見ていきたい

 今後、さらに活用したいデータとしては地域支援体制加算があります。この加算を算定するために必要な要件がありますが、その要件をどの項目でどのくらい満たしているのかを確認していきたいと思っています。例えば、服薬情報等提供料の実績が要件の一つになっていますので、digicareアナリティクスの「薬学管理料関連加算」の画面を見て、把握していきたいと考えています。算定までのボーダーラインにどれだけ近づいているのか、目安になると思います。あともう一歩で算定要件を満たす状況であることが分かれば、目標値も立てやすく、目標値があった方が現場でも取り組みやすくなります。いきなり「今月20件」という目標を立てるのではなく、「現状でも○件取れているから、あと×件頑張りましょう」と声がけした方が現場のモチベーションアップにつながると思います。

 医療機関別の分析もよく活用しています。応需医療機関が一覧できるだけでなく、医療機関ごとのシェアが分かるので有難いです。一方、さらに要望をさせていただくとすると、上位1位の医療機関を除外するなどフィルタがかけられるともっと便利だと思います。シェア上位1位の医療機関の比率が高いことは分かっているので、そこを除いた場合にはどのような比率構成になっているのかを確認できると嬉しいです。

今後の機能拡大にも期待

 digicareアナリティクスはレセコンデータを自動で吸い上げることができるのが非常にメリットなのですが、過去のデータのアップロードについては時間がかかってしまうことがあります。過去数年間のデータとなると膨大な情報なので、どうしても時間がかかるのは仕方ないとは思うのですが、もう少しスムースだと導入ハードルが下がるのではないかなと思います。

 私たちもdigicareアナリティクスをもっと使いこなしていきたいので、digicareアナリティクスのサポートチームと随時情報交換できる場があると助かりますね。新機能リリースのお知らせなどはいただいているのですが、現場で使っていて「このデータは見られるのかな?」など具体的な疑問点などをより気軽に相談できる場があるとありがたいです。

 冒頭申し上げたLINEを使ったネット予約やオンライン服薬指導なども、地域に根ざしたかかりつけ薬局になるという方針が根本にあります。現在取り組んでいるさまざまな施策が処方箋集中率低下や新患受付数の増加などの成果につながっているのか、digicareアナリティクスを活用して効果検証していきたいと思います。

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