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開局から3年で叶った子どもの行事参加。
外出先でも“さりげなく”薬局の状況が把握できる

企業名
株式会社スリーワードプラス
(店舗名:つどい薬局)
都道府県
福岡県
運営店舗数
1店舗

お話をうかがった方

代表取締役
椿 淳さん
課題
  • 毎日のデータ入力業務をなくしたい
  • 薬局にいないと処方箋応需状況が分からない
  • 期間を区切っての推移が把握しにくい
決め手
  • レセコンデータに基づいているので信頼できる
  • 外出先からもリアルタイムでデータを確認できる
  • 加算の算定状況の把握がしやすい
効果
  • 毎日15分のデータ入力業務からの解放
  • 業務の効率化で現場にも心理的なゆとりが生まれた
  • 経営への影響が大きい加算取りこぼしの回避

「欲しかったサービスが出た」というのが最初の印象

 私は2021年につどい薬局を開局しました。主な処方箋応需先は循環器内科と皮膚科です。店舗がある糟屋郡は医療過疎地ともいわれているエリアなのですが、福岡市まで車で20分ほどとアクセスの良い立地なので、ここ数年で新しい医療機関が増えてきています。

 開局から立ち上がりまでの3年間は日々の売り上げがどう推移しているか把握したいという気持ちが大きかったです。毎日、薬局を閉めてから日報をつくって、レセコンから調剤報酬などの指標を印刷して、エクセルに打ち込む、という作業をしていました。

 そんな中、digicareアナリティクスを知りました。薬局経営者が参加しているオンラインサロンで紹介されていたのです。製品の詳しい機能を聞いて、毎日のデータ出力やエクセル入力などの作業が軽減される、とすぐに思いました。最初に受けた印象としては、「まさに、そういうサービスを探していた」ですね。「欲しかったサービスが出たな」と思いました。私が困っているということはほかの薬局経営者も困っていたでしょうから、皆の共通の課題を解決してくれる商品がついに世に出たのだなと思いました。

1日に15分間の作業でも“塵も積もれば”大きな負担に

 これまでのエクセル入力では、その日その日の結果は把握できるのですが、前月比や先週比など期間を区切っての比較などはすぐにはできません。digicareアナリティクスでは一定期間での比較もできるほか、自動でグラフ化もされるので、作業が軽減されただけではなくて、これまで以上に指標把握がしっかりできるようになったと感じています。

 私自身がそれほどPCでの事務処理が得意ではないので、エクセルからグラフ化するにも手間がかかってしまいます。digicareアナリティクスでは瞬時にグラフ化されるので、とても助かっています。

 閉局後に行っていたデータ入力作業には毎日15分間ほど時間を割いていました。こうしたちょっとした時間でも“塵も積もれば”で、ばかにできないと思います。digicareアナリティクス導入前は、レセコンデータの確認と印刷は現場スタッフに対応してもらっていました。作業としては些細なものではありますが、営業終了後の慌ただしい中での作業を一つでも減らせることができれば、薬局のスタッフに心理的なゆとりが生まれます。心理的な余裕は回りまわって患者さまのサービスに向いていくことにつながると思います。また、ちょっと細かい点ではありますが、レセコンデータを印刷する紙代という経費が節約できるのも“塵も積もれば”の効果の1つですね。

 現在は毎日digicareアナリティクスにログインしてデータを確認しています。処方箋枚数などがしっかり増えていっているかを確認したい面が大きいですが、そのほかにも後発薬調剤率の指標なども気にして見ています。

薬局にいなくても「今の状況」がわかる安心感

 開局から3年が経ち、先日はじめて子どもの父親参観に行きました。薬局を離れていると、現場の状況がどうしても心配になるものですが、薬局スタッフにわざわざ電話して処方箋の枚数などを聞くのも現場の負担を考えると申し訳ないのです。そんな時にdigicareアナリティクスを使えば、外出先からでもほぼリアルタイムに薬局での処方箋応需枚数などの指標が確認できるのは有り難かったですね。

 薬局スタッフに「信頼されていない」とか「心配をかけている」とは感じさせずに、また電話連絡で現場の手を煩わせることなく、さりげなく薬局の状況を知ることができるのはうれしいポイントです。14時にdigicareアナリティクスを見て、13時から処方箋枚数が増えていなければ、午前の営業は無事終わったようだ、などの状況が分かります。

 これまでは、薬局のスタッフに電話して聞かなければ、その日その時の状況はわかりませんでした。今はdigicareアナリティクスで処方した医薬品の種類もわかるので、その情報から業務量をおおまかに推察することもできます。例えば、新型コロナ治療薬が出ていれば、「自宅に届ける可能性があるのでスタッフに負担がかかっているかもしれない」などですね。

 開局時に子どもは幼稚園の年少組だったのですが、年少の頃は薬局から離れられず、父親参観に行けなかったのです。そのこともあって、幼稚園での最後の参観に行くことができたのはとても嬉しかったですね。開局からそれまで1日も薬局を抜けることはなかったので。

算定状況をチェックして地域支援体制加算を取りこぼさない

 そのほかに活用していることとしては、地域支援体制加算の算定に向けたチェックがあります。当薬局では地域支援体制加算を算定できるように取り組んでいますが、今まで満たせなかった要件に在宅の指標がありました。そこでdigicareアナリティクスの「売上項目分析」で直近1年間での加算獲得状況を確認して、在宅件数が要件に到達するか見るようにしました。

 digicareアナリティクスはレセコンのデータを収集しているので信用できるデータですし、直近1年間というように期間を設定してデータを確認できるのも使い勝手がよいですね。おかげさまで在宅件数も要件を満たせるようになったので、来月から地域支援体制加算を算定できる見込みです。

 digicareアナリティクスはリーズナブルな価格設定だと思いますが、それでもコストがかかることは変わりません。しかし、地域支援体制加算などの加算の算定取りこぼしがあった場合、薬局の経営に与える影響は大きいので、digicareアナリティクスで「取れたはずの加算を見逃さない」という点だけでもコストは十分吸収できるぐらいの価値があるのではないでしょうか。

 患者さまの分布を地図上に自動でマッピングする「エリア分析」機能も、今後の売上拡大に活用できるのではと考えています。例えば、主な処方箋応需先の医療機関のライバルの医療機関が新設された時期の前後で患者さまの分布の変化を確認して、広告戦略など集患対策を検討していきたいです。

 こういったデータは自薬局の施策だけでなく、主な応需先の医療機関さんへの情報提供としても活用できると思います。薬局と医療機関は、共に地域からの信頼を得ていくパートナーであると考えています。薬局もただ待っているのではなくて、主な応需先の先生と一緒に患者さんを獲得していく行動を起こしているということをご理解いただくことは重要ではないかと思っています。

今後は薬局にも必要になるマーケティング施策

 digicareアナリティクスの新しい機能も積極的に活用するようにしています。最近でいうと、「エリア分析」機能に、医療機関や他社の薬局、高齢者向け施設も表示できるようになったとのこと。今後、在宅事業はさらに強化していきたいので、近隣の介護施設の情報は参考になります。digicareアナリティクスはマーケティングを支援してくれる機能がたくさんありますね。それは今後の当薬局の経営を後押ししてくれると思っています。

 当薬局は、外来の調剤が主軸ではありますが、今後は在宅、OTC薬や健康相談などの予防医療、この3本の柱をつくっていきたいと思っています。社名のスリーワードプラスも、この3本の柱のある薬局を目指して付けた社名です。予防医療への取り組みとして、施設内に地域のコミュニティスペースも設け、健康講座などを定期的に開催しています。最近は卓球台も設置して、卓球で心身の健康の維持・向上を図る「日本卓球療法士」の資格を非薬剤師のスタッフが取得したので卓球療法にも取り組んでいきたいです。今後も薬剤師以外の幅広い職種の方と連携して、地域住民の健康をサポートできる場を作っていきたいです。

 薬局の公式LINEも開設しています。公式LINEではコミュニティスペースでのイベント告知などを軸に配信していて、親しみを持っていただける配慮をしています。あまり営業色のないメッセージがLINEのブロック率低下にもつながっていると思います。実際に、イベント参加がきっかけで公式LINEに登録いただき、処方箋応需につながった実績もあります。

 LINEやコミュニティスペースという取り組みの根底にあるのは地域とのつながりをつくっていきたいという思いですが、それにはマーケティングの視点も必要だと思っています。薬局はこれまで、立地が大きな要素でマーケティングはあまり必要のない業界だったかもしれません。それも今後は変わっていくのではないでしょうか。

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